うるさいアパートに住まない!騒音の少ない賃貸物件の探し方
せっかく住むのなら、静かで落ち着いた部屋に住みたいものです。
騒音の少ない賃貸物件は、どのようにして探せばよいのか、ぜひ参考にしてみてください。
立地
住宅街か、商業地区か
住もうとする物件が、どのような地区にあるのかを見てみます。住宅街でしょうか? それとも繁華街の中心地? 初めての土地なら、まずはGoogleマップで調べます。飲食店や商店が多い地域であれば、騒がしいことは想像できます。
道路からの距離
建物から、道路までどれくらの距離があるのか見ます。例え大通りでも、100m以上あるのなら静かは保たれると思います。建物の側面に道路があることは多いと思いますが、奥まった部屋と道路に近い部屋とでは、静かさに違いが出ます。
近隣の施設
商業地区でなくても、施設が騒音源になることがあります。例えば、病院や消防局、大きな警察署があれば、非常時には救急車やパトカーなどで騒がしくなるでしょう。また、学校・保育園・幼稚園などの子供が集まる施設も騒音になりやすいですが、これらの場合、夜は静かになりますね。
自治体の防災無線塔
防災情報を地域の住人に放送するために、特に地方では設置されていることがあります。毎日決まった時刻(正午と夕方など)に放送されることが多いです。スピーカーを搭載しているので、鉄塔に近い物件だと結構な大音量になります。詐欺電話が増えているなどの注意喚起のような、不定期な通知にも使われます。
住宅設備
構造、壁の厚さ
防音性が高い構造は、一般的にRC造(鉄筋コンクリート造)です。内見時に壁を叩いてみれば分かるという記事もありますが、実際のところ素人には中々難しいと思います。RC造でも部屋を詰め込んでいる場合は、壁が薄いこともあります。分譲マンションの賃貸であれば、比較的防音には配慮して造られているでしょう。
階層・最上階
より上階であるほど、道路からも離れるので、静かになります。また最上階であれば、壁のからの騒音源(上・下・左・右の部屋)が1つ減るため、静かになります。
中部屋・角部屋
角部屋で、更に建物のなかで最も奥の部屋になると、さらに静かといえます。角部屋は日当たりもよく静かさも保たれ好まれますが、夏は日当たりがよすぎて暑くなりやすいことも。
窓の厚さ
二重サッシは、ガラス窓の枠に加えてサッシ枠があり窓が2つ重なるため、通常の窓に比べ防音性は高くなります。ペアガラスは同じように思えますが、窓そのものとしては1つなので、防音性は高くないです。
窓の近くに騒音源がないか
建物の隣に道路があると、窓から道路が直接見えることがあります。騒がしいのは容易に想像できますよね。また窓の正面にガレージがある場合があります。1階だと朝や夕方などは車の音が目立つかもしれません。
隣人・住民層
物件を厳選しても、隣人が騒がしい場合も。実際のところは、入居してからでないと分かりません。申し込む前に、不動産会社さんに伺い推し量ることはできるので、それとなく訊ねてみましょう。
家族連れ(特に幼い子ども)、楽器を使う人がいる、ペット可の物件(吠える)などは要注意といえます。
あくまで一般論ですが、家賃相場より低くなる物件ほど、素行の悪い住民が集まりやすいと言えます。物件によっては、学生が集まりやすい、家族連れが多い、一人暮らしが多いなど、特徴がある場合もあります。
住んでから出来ること
管理会社に報告
月に1〜2度気になるようであれば、様子をみてみるのがいいと思います。22時以降に掃除機を連日かけたり、ドタバタと騒ぐのが続くようであれば、管理会社や大家さんに連絡しましょう。問題の部屋に直接訴えにいくのは、面倒を避けるためオーナーを通した方が無難です。
壁に防音シートを張る
防音効果のあるシートを壁に貼ってみるのも良いです。面積が広いとコストがかかるのが気になるところですが、私も過去に試してみたところ意外にも効果がありました。
自身も隣人に配慮する
自身の発する騒音で、隣人に迷惑をかけることないよう配慮しましょう。深夜・早朝の掃除機、かかとを立てて歩く、壁を叩くように掃除する、といったことに気をつけて。下階への音はラグやカーペット、スリッパを使うなどで抑えられます。
生活スタイルによって気にならない場合はある
家にいる時間が少ないと、騒音が気になりにくい傾向があります。日中、仕事や学業などで外出していると、夜しか家にいないことになりますから、昼間が騒がしくても大丈夫なわけです。
まとめ
騒音は足し算。一つずつクリアしていく
騒音は、「立地 + 住宅設備 + 隣人(住民層)」の足し算です。
立地・住宅設備がよくても、隣人が騒がしすぎて、どうにもならないことがあります。逆に住民層がよく配慮する方々であれば、壁の厚さなど気にならないことも。
長く住めば環境は変わる
1年、2年と住んでいると、賃貸の更新などで住民は入れ替わっていきます。前の住人は良い方でも、新しく入居される方はそうではないかもしれません。また、近隣にホテルなどの騒がしい施設が出来るかもしれません。
最終手段は引っ越すしかない
最終的に、どうしてもダメな場合は引っ越すことになるでしょう。その気になれば、すぐに居を変えられるのが賃貸の良いところです。心機一転、新しい部屋を探しにいくのもよいですね。