リュック一つで行く海外旅行の持ち物リスト(スーツケース不要!)
移動の多い海外への旅、ひとり旅、できるだけ身軽に行きたい。
最低限いるものからリュック一つだけで行くときの荷物まで、まとめてみました。
※海外旅行に不慣れな人を対象にしています。
【短期コース】ぜったいに必要な持ち物
- 現金(クレジットカードでもOK)
- パスポート
- 航空券(空港で搭乗券を受け取るのに必要。最近はパスポートだけで済むことが多い)
これだけで大丈夫です。この3つがあれば入出国できますし帰ってこれます。
国によっては、入国時にある程度の現金所持が必須の場合も。
1日で帰ってくる場合などはコレでいいでしょう。
ココには書いてませんがスマホはあった方がいいです。SIM(渡航先でスマホを繋がるようにするためのもの)は現地窓口で買えますが、日本国内でAmazon等で購入しておくこともできます。それに、航空券は航空会社によってはPDFやスマホのアプリで代用できるので、スマホがあれば紙で持つことがなくなります。
- 入国・出国カードは出入国の際に渡されるので、ここには含めてません。
- 空港のチケットカウンターで搭乗券を受けとる際にも「パスポートだけ」で済むことが多いので、航空券(eチケット)も要らないかもしれません。
【数週間〜1ヶ月コース】デイバック1つにまとめる
数週間〜1ヶ月くらいを考えて、デイバック1つ(小さめのリュックサック)に収めてみましょう。
私が3週間タイ旅行に行った時は、これぐらいの持ち物になりました。
女性なら、もう少し荷物が増えるかもしれませんね。
デイパックは、無印良品の「肩の負担を軽くするPCポケット付リュック」(容量25リットル)です。
普段使いもしていた至って並のバッグですが、すごく軽いし、3000円と安いながらもPCが収納しやすかったり背ポケットがあり大事なものはしまいやすく、個人的にとても気に入っています。
持っていった荷物を、優先度の高そうな順にリスト分けしてみました。
優先度 A
- パスポート
- 財布(日本円、クレジットカード、デビットカード)
- 下着(2〜3着分を100均の衣類圧縮袋に)
- 着替え(Tシャツ2枚くらい)
- スマートフォン
- スマホ用機器(充電ケーブル、モバイルバッテリー)
- メガネ
デビットカードがあると、現地のATMで日本の口座から現金を引き出せます。
手数料はいりますが念のために持っておくと良いでしょう。残高確認をお忘れなく。
着替えは2〜3日分を。現地のコインランドリーなどで洗濯します。下着程度なら部屋で自分で洗うこともできます。行く国や過ごす場所にもよりますが、一目で旅行者と分かるような派手な服装はできるだけ避けた方がよいです。(雰囲気や肌・目の色などで分かってしまうのですが)
優先度 B(”もしも”の際の備え)
- パスポートのコピー
- 顔写真2枚(縦45mm×横35mm。パスポートを紛失した際の再発行用)
- 海外旅行傷害保険の携帯用冊子
- 予備の日本円(財布やパスポートとは別の場所にもつ)
- ペンライト
- 航空券(eチケット)のコピー
万一のときのためのものです。一人旅で頼る人がいなかったりすると大事になってきます。
パスポートはスマホで写真を撮り、航空券はネット予約すればPDFでスマホに届くので、スマホに入れておけば持ち歩く必要はないことも。念のため紙で持ち歩くかどうかはご判断を。
海外旅行傷害保険はクレジットカード付帯のものでもいいので、入っておいた方がいいです。日本国内のように健康保険が使えないので、現地で病院にかかると全額自腹になります。(帰国後に申請すれば給付金を受けられますが、その場では自己負担です)盗難にあっても保険に入ってなければ何も保障されません。
何はともあれ日本の外にでれば、日本人の側が来訪者で現地の人からは目立ちます。楽しい旅行、構えすぎるのも困りものですが、出来るだけのことはしておくに越したことはないのです。
優先度 C
- TSAロック(ダイヤルロック式の南京錠)、ワイヤー
- 常備薬(消毒用の軟膏、ばんそうこう、抗アレルギー薬、痛み止め、胃薬、目薬など)
- 1dayコンタクトレンズ(日数分より少し多め)
- 使い慣れた化粧品(オールインワンジェル、ハンドクリーム、洗顔フォームなど)
- 日焼け対策
- 日焼け止めクリーム
- 折りたたみの晴雨兼用傘(日傘・雨傘どちらでも使えるもの)
- サングラス
- 現地のプリベイドSIM(日数分の枚数)
防犯のためリュックのジッパーはTSAロックで閉じていました。
解錠に「手間がかかる」というのも立派な防犯です。
無印良品のスキンケアグッズはコンパクトで優秀
優先度 D
- ウインドブレーカー or 長袖のシャツ
- ポケットティッシュ数個、除菌ウェットティッシュ数個
- サンダル(部屋履き、外履き兼用)
- セイムタオル
- ノートパソコン
- 歯ブラシ
- 変圧器(日本では100Vだが海外は110〜240V等に。国によっては必須だが現地で買えることも)
- アイマスク
- イヤホン
タイ旅行のときは、ウインドブレーカーとして「UNIQLOのポケッタブルパーカ」を持っていきました。屋外は暑く室内や乗り物はエアコンが強くて寒いため、着脱が楽で不要なときは省スペースに仕舞える、これがとても役立ちました。ヨレヨレになりやすいのが難点でしたが。変圧器はいらなかったですね。
サンダルは、海外のホテルの部屋には上履きがないことも多いので。暑い地域なら外履きにも使えます。
1番スペースを取ったものは「サンダル」
部屋履きにクロックス持ってきたんだけど、外使いだとどうなんだろう。タイ人でクロックスを普段使いするのは一般的なのだろうか。旅行者ぽい服装は少なくしたい(雰囲気は隠せないけど pic.twitter.com/D7iul1GcAQ
— lain@バンコクから帰国 (@lainyssm) September 6, 2019
タイ旅行のときに持っていったのはオーソドックスなクロックスです。
折りたたんだり出来ないし、かさ張るんですよね。バッグに仕舞う際には、足をいれる隙間に靴下などを詰めて省スペースにすることを意識していました。
現地で買ってもいいかもしれませんが、良いものを購入すると滞在中もち運ぶことになるので、結局入れておくスペースは必要かも。
2番目にスペースを取ったのは「服」
国によっては日本より服で身分を判断されることもあり、減らしすぎると困ることも。
雰囲気のよい高級なレストランでは、それなりの服装を要求されることがありますし、綺麗な服装をしていればより良いサービスを受けられることもあります。日本より身分・階級の差が顕著な国もあります。
最小限にしておき必要に応じて現地で買うのもいいかもしれません。
それから、衣類圧縮袋を1つもっておくと小さくまとまります。
現地で「買い捨て」できるものは持っていかない。アメニティは現地で買える場合も
歯ブラシ・歯磨き粉、安全カミソリは現地のコンビニやスーパーで買えることが多いです。値段も安いので買い捨て候補。
ティッシュ類、薬類は現地で買える場合が多いですが、緊急時は探す時間が惜しいこともあり、最低限は持っておいた方がよさそう。トイレにトイレットペーパーがないこともあります。除菌のウェットティッシュは、トイレに食事に顔拭きにと何かと重宝します。
洗顔フォームは滞在中だけなら石鹸やボディソープで代用できるかもしれませんね。女性ならメイク落としが要りそうです。
現地のSIMは慣れた人なら、入国してから空港の窓口で買っても良いでしょう。
(タイ旅行のときは、短パンや襟付きシャツは現地の衣料品店、安全カミソリや歯磨き粉はコンビニで買いました。タイは色んなところにコンビニがあります)
液体(水分を含むもの)はジップロックに
バッグ一つなので、手荷物として機内に持ち込むことになりますが、液体物は持ち込み制限があります。
ペットボトルに入った水、コンタクトレンズ、ハンドクリーム、メイク落とし、洗顔フォーム、ヘアワックスなどは液体物として扱われます。
「1つにつき100ml以内になるように容器に収め、20cm×20cm以内(もしくは縦横あわせて40cm以内)で1リットル以内のジップロックに収納」し、出しやすいところに仕舞っておきましょう。
ジップロックは1つまでです。
航空機搭乗前の荷物検査で、バッグから出して係員に見せる必要があります。
全部詰めたリュックは 6kg に。
国際線の機内持ち込み手荷物は「10kgまで」となっていますが、余裕の軽さですね。
今回のタイ旅行は、無印良品の「肩の負担を軽くするPCポケット付リュック」一つだけ持ってきています。
重量6kgくらいかな?
身軽が一番! pic.twitter.com/BoEcRcbkBN— lain@バンコクから帰国 (@lainyssm) September 15, 2019
小さくまとまりましたが余裕はなく土産物などは入らないので、「もうワンサイズ大きなバックパック + 持ち歩き用の小さなバッグ」でも良いかもしれません。
不要・持っていかなくて困らなかったもの
- パスポートケース
準備したけど持っていかなくても困らなかったものの筆頭は、パスポートケース。
海外にいると外出中はパスポートの携帯が求められることも多く、ケースに入っていると嵩張ってズボンのポケットに入りません。いざ使う際にも、わざわざケースから出さなくてはならず「これは億劫だな」と思って、旅行出発の当日に考え直し置いていきました。滞在中も困ることは一切なかったです。
どうしても汚れが気になるのなら、ポリ塩化ビニル製の半透明ブックカバーなどで良いと思います。
海外旅行の出発前に「たびレジ」に登録しよう
できれば「たびレジ」に海外旅行の渡航先を登録しておきましょう。
「たびレジ」とは日本の外務省が運営しているサイトで、旅行先の現地で安全を脅かすようなニュースや事件が発生するとあなたのメールアドレスに逐一連絡をくれるものです。
登録するのは次の簡単な情報だけですので、ぜひとも登録しておきましょう。
- メールアドレス
- 日程
- 渡航先(国名・都市名など)
届く情報は「明日、どこどこの場所・この日時から、政治的な集会があります。安全のため、近寄らないようにしてください。」と、こういった内容になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
荷物・持ち物が少なくなると当日の気分で予定を変えやすくなります。
バッグ一つだけなら空港で荷物が出てくるのを待つこともないですし、ホテルでボーイにスーツケースをお願いすることもありません。
長期滞在でのホテルからホテルの移動も楽です。
ホテルのランクによってはスタッフが信用できないことがあるので、宿泊中の外出の際には大事なものは部屋に残さない方がいいこともあり、持ち運びやすくしておく必要もあるのです。
ご自身にとって優先順位が高い順に紙に書いてみて、荷物を減らしてみましょう。
それでは楽しいご旅行を! Have a nice trip!
今日もバンコクの夜は更けてゆく。 pic.twitter.com/7sAYCnWA7X
— lain@バンコクから帰国 (@lainyssm) September 9, 2019